��ーン・リーはグーグルで経験したことに基づいたアドバイスをしてくれた。
Herng Lee
- グーグルの戦略推進マネージャーのハーン・リーは、職場に最も貢献することができるのは、チームプレーができる人だと言う。
- ハーン・リーによると、人は他人を助けるために努力している人に引き寄せられるのだという。
- リーが勧める、チームプレーヤーになるためにするべき5つのことを紹介しよう。
ハーン・リー(Herng Lee)はグーグル(Google)の戦略推進チームで9年近く働いてきて、多くの優秀な社員を見てきた。
このグーグルのマネージャーは、本当に傑出している社員はチームプレーヤーだと、テクノロジー業界の優秀な人材向けに彼が毎週書いているニュースレターで述べている。リーは、そのような社員になることは難しいと話す。
リーはニュースレターの中で、このようなタイプの労働者は「周囲に光を放つ」と述べており、彼らを「最高水準」だと考えているという。彼らは自分の仕事ができるだけではなく、他人を積極的に良くしようとしているのだ。
同僚を励ますことで、より複雑な問題を解決できる強力なチームを作ることができるとリーはBusiness Insiderに語っている。また職場で自分が生み出す価値を人々が目にすると、その人に引き寄せられるため、その人自身の立場も強くなるとリーは付け加えている。
では、チームプレーヤーになるということはどういうことだろうか。チームプレーヤーになるためにできることをリーは5つ挙げている。
1. 知識を独り占めしない
知識は自分とともに生き、自分とともに死ぬものではないことを認めるべきで、声高に行う必要はなく、むしろ反射的に行うべきだとリーは話している。
かつてリーには仕事ぶりの素晴らしい同僚がいたが、その同僚の理論や情報源にアクセス可能だったのは本人だけで、その結果、皆、彼の仕事を他で応用することに抵抗を感じていたという。
「彼の仕事は素晴らしかったが、組織的には知識としては認められるものではなかった」とリーは投稿している。
「誰も彼の分析を更新したり、再現したり、磨き上げていくことができなかった」
良い仕事とは、自分の構想を文書化し、どのように成果を出したのかを他の人と共有し、他の人があなたの仕事をベースにできるよう再現可能なプレイブックを作ることだとリーは話している。
2. 「何」だけでなく、「なぜ」に焦点を当てる
リーによると、正式にリーを指導したわけではないがグーグルの最高の指導者の中には、一貫して「なぜ」と思うことを共有することで、同じ価値を提供してくれた人もいるという。
その指導者たちは文脈を提供し、声に出して考え、指針となる原則を設定し、同時に彼が自ら答えを見出す余地を与えていたという。
これらのすべてを行うには時間と労力がかかり、それぞれの効率が多少犠牲になってしまうかもしれない。だが最終的には、それが他の人の役に立ってチームのメンバーとしての価値を高めることになるとリーは話している。
3. いい人を演じない
我々の多くは職場でいい人を演じるように調整され、その結果、人は洞察力を抑えてしまったり、過度に厳しい批判をしてしまう可能性があるとリーは述べている。
リーによると、むしろフィードバックは他人を助ける手段として扱うべきだという。
そのためには、早い段階で建設的なフィードバックを提供した方がよく、他の人の意見を聞く立場になる必要がある。自分が情熱を持つテーマについてはあえて嫌われる意見を述べ、敬意を払いつつリーダーに挑戦すべきだとリーは話している。
キャリアの初期、リーは「心理的な安心感と自信を高める」ために、いい人からフィードバックを受けることを好んでいたという。だが今、彼は本物のフィードバックをくれる人に目を向けている。時に不快になることもあるが、その方がはるかに有益だという。
4. 人と人をつなぐ
同僚がそれを求めていることに気づいていないときでも、見抜く力を持つべきだとリーは話している。つまり、自分の仕事だけに集中するのではなく、他のチームが取り組んでいることについても積極的に考えることを意味する。
たとえば、自分が関わっていないプロジェクトに誰かが取り組んでいる場合、そのプロジェクトに役立つ情報を提供したり、手助けをしたり、その人が取り組むトピックについて詳しいことを知っているかもしれない人とつなげたりすることなどだ。
5. 人の時間を節約する
誰もが忙しいのだが、もし誰かが自分の効率を犠牲にして他の人のために時間を割いてくれるのであれば、それは幸運なことだと思えるだろう。
これは毎日のルーティンの一部のような小さなことでも実行できるという。例えば、あなたが何を言いたいのかを理解するのに時間がかからないように分かりやすいEメールを書くとか、効率的に会議を記録したりするといったことなどだ。
たとえ自分の評価にならなくても、他の人の時間を節約するよう努めるべきだとリーは話している。
リーのニュースレターの記事全文はここから読める。