登山やキャンプなどのアウトドアはもちろん散歩や通勤通学、庭の手入れなどの日常生活でも蚊に刺されていることが多い。
火を使う蚊取り線香は持ち運びにくいし、電池式のものも、デザイン的に普段着とは少々合わせにくいと感じていた。
普段着にも違和感なく合わせられる手軽な蚊対策はないかと探していると、キンチョーが出している電池式携帯蚊取りの「canox」を見つけた。
シンプルなデザイン
kincho × braaa canox 税込4950円
撮影:森亮太
「canox」はキンチョーと生活雑貨のブランドbraaaとのコラボで生まれた電池式携帯蚊取りだ。
色はブラック、ホワイト、カーキの三色。今回は2024年から追加された新色のカーキを選んだ。
シンプルなデザインと主張の少ない色合いで洗練された印象を受ける。
撮影:森亮太
重さは乾電池とカートリッジ含めて129グラムと軽量。
サイズは非常にコンパクトで、手のひらに収まるサイズ感だ。
虫除けできるカラビナ
撮影:森亮太
「canox」最大の特徴は上下にカラビナがついている点で、このカラビナのおかげでカバンやズボンのベルト通し、ベビーカーなどに簡単に取り付けて持ち運ぶことができる。
撮影:森亮太
上下のカラビナでカバンなどにしっかりと固定すれば、歩く際にプラプラと揺れてしまうのを防げるのは嬉しいポイントだ。
撮影:森亮太
「canox」は楕円形の金属フレームが本体を囲み、フレームの上下がそのままカラビナになっている構造をしている。
おかげでカラビナと本体の間にガタつきがなく、しっかりとした耐久性を感じる。
これならばアウトドアシーンでも気兼ねなく使っていくことができそうだ。
使い方は簡単
撮影:森亮太
内容物は蚊取り本体と「蚊がいなくなるカトリス」のカートリッジのみ。
取扱説明書は梱包用の厚紙に印刷されていた。
カートリッジは約240時間使え、バラ売りもしているのでシーズンをまたいで「canox」を使える。
撮影:森亮太
まず本体裏面の電池カバーを取り外して単四電池2本を入れる。
カバーは外すと完全に本体から切り離されるので、使用中にカバーが外れたら紛失しやすそうだが、今のところそのようなことは起こっていない。
単四電池は付属しないので事前に用意しておく必要がある。
日常使いならUSB Type-Cなどで充電できればより便利にも思うが、アウトドアシーンなど電源が確保できない場面では、乾電池式の方が適しているのかもしれない。
今回は充電して繰り返し使える乾電池を使ってみることにした。
撮影:森亮太
乾電池を入れたら蚊取り用カートリッジを入れる。
本体下部にあるツマミを使って正面のカートリッジカバーを開いていく。
撮影:森亮太
カバーを開けたらカートリッジを入れる。
カートリッジの差し込みが甘いと、カートリッジとカバーが当たってうまく作動しないことがあるので、しっかりとカートリッジを差し込みたい。
撮影:森亮太
カートリッジを入れたら本体上部のスイッチをオンにすれば、カートリッジが回転してカートリッジ内部の薬剤が遠心力と気流によって拡散するようになる。
実際に近所の蚊がよく発生している公園に行き30分ほど「canox」を作動して過ごしてみたところ、蚊に刺されることなく無事だった。
普段着に馴染むデザインと頑丈な構造、しっかり効くカートリッジの効果のおかげで、アウトドアから日常まで蚊のストレスなく外出できるようになった。